日本のリゾートホテルの草分け「箱根富士屋ホテル」に泊まる

現在、日本のクラシカルホテルの中で、19世紀からの建物を使っているのは、日光金谷ホテル、軽井沢万平ホテル、そして箱根富士屋ホテルである。

  箱根宮ノ下にあるこのホテルは、開業時、宿泊客を外国人に限定していた為に様式は西洋風であったが、日光金谷ホテルの二男を娘婿に迎えてから和洋折衷の面白いホテルとなった。

  さて、このような、本来のリゾートホテルとしての趣からは「異形」の風体を現しているこのホテルを何と評価するのか?難しいところである。しかし、歌舞伎座然り、金沢駅然り、文化の融合こそ日本の「国是」なのかも知ない。
  その証拠に、各国の要人は基より