国立西洋美術館開館60周年記念「松方コレクション展」

あの名画が帰ってきた”と言えば聞こえがいいが、元は日本人・松方幸次郎(1866-1950)が収集したもの。その一部が国立西洋美術館に寄託・返還されて、常設展示となっている。残された作品は、フランス政府が接収し、パリオルセー美術館に収容され、“印象派展”が開催されるたびに、優先的に日本に一時帰国している。

今回みられる作品は、当館の所蔵となっているもの以外、それと今まで見慣れた作品以外にどれだけの“新発見”があるか楽しみにして行った。

一つ気が付いたこと、出品作品のほとんどが西洋美術館の常設展示作品であることと、大手の銀行が数多く所蔵していること。たぶ