赤い花なら曼殊沙華。河原の土手に咲く彼岸花。

私の少年時代、「長崎物語り」と言う題名の流行歌が流行りました。

「赤い花なら曼殊沙華」と言う歌い出しで、其処から曼殊沙華と言う花の名を知り、歌の内容から、実物の曼殊沙華の花を目にせずに、花の様子をイメージしていました。

この唄は、昭和13年、作詞は梅木三郎、作曲は佐々木俊一で、下の写真の歌手によって歌われ、瞬く間に流行りました。

詩の中の「ジャガタラお春」と言うのは、外国商館のイタリア人と結婚した日本人女性との間に、時代が寛永に改元されたころ長崎でうまれたと言う事です。
当時は、幕府による鎖国とキリシタン禁令とのはざまで、母と姉と共に、バタビア(ジ