丹羽宇一郎著「仕事と心の流儀」は実際の真の生き方語るなり

「仕事と心の流儀」 丹羽宇一郎著 講談社現代新書
2019年1月20日発行
ー「逆境に身を置いてなお、努力できるか」が問われるのです。
「いっさい隠し事はするな。すべて会社に報告しろ」と言ってくれたのが、東京の食料部門の上司だった筒井雄一郎さんです。
 それでも私が意外と明るくいられたのは、いっさい嘘をついていなかったことと、筒井さんの心の支えがあったからです。
 逆境にあるときでも、「何こそ、負けてたまるか!」と思って努力を続けていれば、最後には何らかの形で必ず報われる。“どんなに苦しくても、決してあきらめてはいけない。努力を怠ってはいけない。そう考え