「この木なんの木」を見た後、ホノルル港に帰りアロハタワーに上った。戦後まもなのころ、岡晴夫の歌でヒットした「憧れのハワイ航路」は戦前から日本郵船の花形太平洋航路(横浜―ホノルル―サンフランシスコ)を歌ったもので、太平洋ど真ん中のハワイホノルル港はその中央にあって当時はまさにあこがれの地であったことだろう。
　　戦後、太平洋も飛行機の時代となり、ホノルル港もホノルル空港にとって代わられ寂れた感じは否めないが、かってハワイ航路の花形客船が入港したホノルル港メイン桟橋の突端には往時が偲ばれる港のシンボル「アロハタワー」が立っており、ホノルル観光ポイントの一つ