「いきなりドイツでワインの洗礼を受けワインが好きになる」

1969年から1年余、南ドイツに住んだ経験がありました。私が33歳の時でした。その時ドイツで初めて本物のワインを沢山飲みました。はじめて本物のワインの洗礼を受けたのです。

それまでは日本酒とビールは飲んだことはありましたが、ワインといえば甘い赤玉ポートワインだけでした。甘過ぎて小さなグラスに一杯しか飲めません。当時の日本ではワインという言葉は一般的でなく葡萄酒と言っていました。

ドイツでワインの味に魅了された私はその後、フランスのボルドーもイタリアのワインも、そして世界中のワインが好きになりました。特にワインは産地によって違う美味しさがあることに驚き