昨日の午後、薄日が射して来ましたので、庭を歩いて見ました。
ススキがそよぎ、ムラサキシキブが色付き、フジバカマも咲き始め、進みゆく秋の気配を植物で知ることが出来ました。
フジバカマは秋の七草の一つで、妙なる香りを放ちます。平安期の女御達、十二単の懐に忍ばせ、殿御たちを悩ませたとか。この香を好む蝶に「アサギマダラ」が居ます。
かつてどこの野山でも繁茂していたフジバカマですが、今や準絶滅危惧種に指定され、背の低い様々な色の園芸種が園芸店の店舗に並んでいます。
我が家のフジバカマは野生種で、奥嵯峨野の古寺「祇王寺」の庵主さんから30年前に贈ら