【映画】「峠 最後のサムライ」「バスカヴィル家の犬」

  今日は6月17日公開の新しい映画2点の紹介です。

(1)峠 最後のサムライ
  2022年、小泉堯史監督が司馬遼太郎の小説「峠」を映画化。原作「峠」は1966~68年、毎日新聞に連載され、1968年新潮社から刊行された。現在は新潮文庫版で全3巻にまとめられている。幕末から戊辰戦争にかけて越後長岡藩の家老として活躍した河合継之助(役所広司)は、福沢諭吉などの著作から西洋の事情や近代思想も学んでいたようで、勤皇派、佐幕派のどちらにも属さず、自主独立を保ちつつ和平実現を理想と考えたが、現実にはできることではなかった。日本の新政府軍が結局、薩摩・長州