連載:続々・大相撲

玉鷲優勝ー大相撲秋場所千秋楽を終えて(1769)

 大相撲秋場所は早くも千秋楽を終えた。優勝は14日目が終わった時点では、12勝2敗の玉鷲と、11勝3敗の高安の2人に絞られた。
 千秋楽で、その2人の対決がある。玉鷲が勝ちさえすれば、その時点で優勝は決まる。だが、高安が勝てば、両者とも12勝3敗となり、優勝決定戦に持ち込まれることとなる。
 高安は、現在は前頭4枚目だが、元大関の実力者だ。対する玉鷲は、前頭3枚目。両者とも前頭だ。横綱・大関が千秋楽で激突し、優勝が決まるのが、一番ありそうなことだ。
 ところが、横綱照ノ富士は両膝の具合が悪化したらしく、5勝4敗1不戦敗で休場。後述のように、大関陣は