不覚の涙  2 トスカ  妙なる調和

披露宴会場で「店員の中にイタリア人がいるのよ。参ったな」と、長男は言った。
ドイツ語は、自信があっても、イタリア語の歌は今ひとつなのか。
弟のためにと歌った曲は、力の入った、見事なテノールだった。
席に戻った長男に、私は「良かったよ」と、言った。
もとより、私に歌の内容が分かるはずがない。
今日、YouTubeで調べて、デイ・ステファノの歌を聞いた。
なるほど、あの歌の内容はこうだったんだと、改めて納得した。

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