「驚異の書」 fr。2810写本
フランス国立図書館所蔵の中世フランス語版の全訳である。
あまりにも有名で名前だけは知っているマルコ・ポーロの東方見聞録。初めて全部読んだ。
13世紀にジェノバの牢獄にいたマルコポーロが、同房にいたルスティケッロという著作家に自分の26年に及ぶ東方旅行を語って聞かせ、ルスティケッロがフランス語でマルコ・ポーロの話を書き留めたものが、東方見聞録だそうだ。これを大判の羊皮紙299葉(598ページ)に筆写し、265点の挿絵を入れた超豪華本が現在フランス国立図書館に伝わっている。
この本を日本語に訳して 挿