連載:恩師との再会

90代恩師との交流

昨日、現金書留が届いた。94歳恩師からだった。
封を切ると、
「ヨナさん、貴女の書いた本を1集2集とそれぞれ2組ずつ送って下さい。これで、お金は足りますか」

それはお安いご用だが、恩師ならお金は要らない、と私は思う。
その文面の終りのほうに、
「貴女は素晴らしい人生を歩いて来られましたね。感心することばかりです。ご苦労も多かったでしょうが、今その苦労が実り、花咲かせていることを思います」

市内に住むこの恩師が今年の正月にお電話下さって以来、何回か電話と文通が続いている。
手紙は、昔小学校時代に教わった当時のままの奇麗な直筆であり、お