連載:吟行句会

吟行「京都 二条城」

5月12日、俳友5名と京都の二条城へ吟行にいきました。五月晴に恵まれ、来場者の8割は外人客で、後、修学旅行生と我々のような高齢者がほとんどでした。鴬張り廊下のある国宝の二の丸御殿を巡り、あとは初夏の庭を巡りました。当日句会はひとり8句出句、計40句を互選で競いました。私は1位と入選5句でした。以下の掲載させていただきます。

1位 城門や整列を解く夏帽子 
    ※以下入選句
   身構へる襖の虎や初夏の宙(そら)
   城門の鋲の照りもつ夏はじめ
   足音の犇めく廊下夏来る
   城門を出ると今の世風薫る
   薄暑光吸われて溜まる