1971年の「何でも見てやろう」

先日、母の家に行った際に、段ボール箱の中から古い本が出てきた。

その本は小田実の「何でも見てやろう」であった。

何でこんな古い本が今頃発掘されるのかと思ったが、多分私が大学に進学するために上京する際に実家に置いて来た本を両親が捨てずに保管していたものと思われる。

うす茶色に変色した本の奥付には私の筆跡で「1971.8/15読了」とあった。
高校一年生の夏休みに読んでいたようだ。

この本は作者が26歳の1958年にフルブライトの奨学生として1年間ハーバード大に留学したあと、約半年間でヨーロッパ・エジプト・中東・インド等22か国を1