連載:覚え書き

世界情勢がこうある理由(第二次大戦の後)その27-(157)

ソ連は、第二次世界大戦はアメリカ・イギリスに与して連合国一員となり、戦後の国際連合では常任理事国の1国として主要国の位置を占めた。

しかし、共産主義ソ連の勢力の伸張を危惧する米英と対立が顕著になるにつれ、1946年3月のチャーチルの鉄のカーテン演説あたりから、東西冷戦の様相を呈した。

ソ連の攻撃を警戒する西側諸国はアメリカに同調を求め、集団的自衛体制を構築するとして1949年4月に北大西洋条約機構(NATO)を結成した。

ドイツ内の東西対立は、ついに1949年9月から10月にかけて
ドイツ連邦共和国(西ドイツ)と、ドイツ民主共和国(東