常々、海釣りに行きたいと思っていた、そんな折に四国地方の梅雨明け宣言が報道された。さっそく車に釣り道具を積み込んで予ねてから決めていた小田湾に向かった。

小田湾は山裾に沿って道路と堤防が延びていて紺碧の海原が広がり眺望がいい。車窓から舞い込む潮騒と潮の香りを嗅ぎながら海岸線を走ると釣り人を発見、その辺りの日陰の処に車を止めた。すぐに釣りの準備をして二本の竿を堤防に並べて置き、木々の下でクーラボックスに腰を下ろすが道路から反射される熱気で蒸し暑い。

竿先の揺れるのを今か今かと見つめる向こうの青空と雲の様相に本格的な夏の到来を感じる。真向かいの沖に小豆島