即興短歌 ~花と風~

ふと見上げ花の行方は知らずとも
         空の心は胸の奥降る


流し目に遠く花びら恋ワルツ
        千鳥足でも女風吹く


酔えばまた昔流しの唄も消え
        しんと独りの息のつぶやき


花よりも風になりたや宵の街
        ふうらふらりのからりからりん


花の春添える想いの文ひとり
        声聞こえずに歌うくちびる


心の中で、まだ、桜が舞ってます・・・

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