「狂歌」の日記一覧

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みそひともじ:テーマ「ああ、結婚」

いまや、三組に一組が離婚するのだそうですね。じきに二組に一組が離婚することになるとも言われております。ま、元を辿れば、「赤の他人」ですからねえ。 左右逆に 靴履いたときの 気味悪さ 感じていたんだ 君との日々に 悪いのは 君でもなければ 僕でもない マッチングアプリを 作ったやつだ ボタンなら 掛け直すだけの ことなのに それができない 夫婦のボタン

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みそひともじ:テーマ「幸せって何ですか?」

幸せというものについて誤解しているひとがあまりにも多いように思うのですが・・・ この世には 不幸もなければ 幸せもなし あなたが勝手に 決めてるだけです 出来事の 良し悪しをとにかく 仕分けする この悪癖に 今日でさよなら オレのこと 不幸のどん底に 突き落とした 真犯人は 鏡の中に 不幸(ふしあわ)せ 数えて不幸(ふこう)に なる人も 幸せ…

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みそひともじ:テーマ「消しゴム」

この世の中から消えてしまいたい、なんて思ったことがありますか? 地上から 痕跡残さず 消し去りたい 阿呆がひとり 生きていたこと 「見ていろよ オレは必ず 死んでやる」 そう力(りき)むなよ いずれみな死ぬ はじめから 無いも同然 我が人生 わざわざ消し去る 必要もなし 我が記憶に のみ生き残る 人々よ 我が死もろとも 死んでくれるか?

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みそひともじ:テーマ「マーボは楽し」

「マーボ豆腐」という料理がありますが、これ、わりと得意なんですね。 お豆腐と 豚のミンチと ニンニクと 唐辛子発見! 今夜はマーボだ マーボ茄子豆腐 「茄子は入れるな」 と豆腐が言う 「自己肯定感が ダダ下がりするから」 腕によりを かけて作った 本格マーボ なぜに敗北? 「炒めて混ぜるだけ」に

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みそひともじ:テーマ「いろんな恋愛のかたち」

古今東西、いろんな恋愛が転がっておりますね。 「見てごらん 月が綺麗だ」 で始まりぬ 散切(ざんぎ)り頭の 恋の駆け引き 我が肢体(からだ) まさぐり続ける 君の手と 「恋なんて信じないさ」と 言うその唇と 授(さず)かり婚? 言葉のセンスが すばらしい 下半身(しも)のゆるさを 感じさせない

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みそひともじ:テーマ「東アジア反日武装戦線」

若者が学生運動に明け暮れていた時代がありました。もうとっくに忘れ去られていたものを・・・ 五十年 経ってもやっぱり やってたよ 一生の趣味 「革命ごっこ」 「テロリストに 名を残させるな」と 執拗に ケーサツ追ったが 「桐島聡(きりしまさとし)」 だれしもが 通過儀礼で 経験する 麻疹(はしか)をこじらせ 死病となせり 時代の潮に 翻弄されし …

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みそひともじ:テーマ「生きていると」

生きていると、どう生きたもんだか? なんで生きてんだか? などなど、さまざま疑問が湧き出してきますよね。そういうものについて、ちょっと考えてみました。 後向き 右向き 前向き 左向き どうせのことなら 前向きに生きる 人生を 最後まで生き切る 理由とは? 「そういうもんだと 言うしかないね」 「これ以上 頑張らんでいい。 よく頑張った!」 なんかしらんが…

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みそひともじ:テーマ「シニアのラブロマンス」

過去数十年の間に日本の「高齢者」のイメージは、非常にカラフルで生き生きとしたものに変わりましたね。たとえるならば、モノクロ画像からカラー画像に変ったかのように・・・ 「年寄りは・・・」と ひと括りにして 済ますなよ それぞれに名前 まだあるものを ラブホ街 シニアカップルで 溢れおり 「徘徊している わけじゃないのよ」 「いい歳して こんなことやっても 大丈…

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みそひともじ:テーマ「京アニの判決について」

京アニの一審判決がでましたね。判決自体は、やむなしというところですが、彼の生い立ちを考えると、いろいろと考えさせられます。 「死刑に処す」 予想通りの 裁きにも やり切れぬ空気のみ 重く漂う 救われし 命がひとつ 処刑さるる 三十八(みそや)の命と 如何にか釣り合う?

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みそひともじ:テーマ「孤独について」

ひとは、独りで生まれて独りで死んでゆく孤独な存在です。だから、余計に、だれかとの繋がりを求めるのでしょうか? 淋しさと 不安と孤独と 自由とが 同じ意味だとは 知らなかった 寒空(さむぞら)の 電信柱に 訊いてみる 「独りで立ってて 淋しくないの?」 人々の 間(あいだ)を取り持つ 郵便ポスト 赤い顔して 一人っきりです

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みそひともじ:テーマ「道ならぬ恋」

生きていると、めぐり逢ってはならないひととめぐり逢ってしまうこともあるわけで・・・ 家庭という 帰る場所持つ 君ゆえに 一人で淋しい 二人で苦しい 隠さねば ならぬ恋ゆえに なおさらに だれかに話し したき心地す 共犯の 君と我なり 逮捕され 一緒に処刑 されたいと思う

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みそひともじ:テーマ「社会のはざまで」

1980年に「なんとなく、クリスタル」という田中康夫の小説が発表されたのを覚えておられますか? その結果、出現したのがクリスタル族・・・ 『なんとなく、クリスタル』という 小説流行(はや)り 「なんクリ」していた 二十四才(にじゅうし)のころ 女子大生 こじゃれたレストラン(めしや)に ブランドバッグ バブル先取り クリスタル族

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みそひともじ:ひょっとして、これ、「一生もん」ですかねえ?

昨日、ちょっとしたことがあって、自分の「短歌を詠む」という行為について、いろいろと考えさせられることになりました。 10代のころ、一生懸命に歌を詠んでいた時期があって、それから半世紀が経ち、ふと思いたって今年の年初から再び始めた「歌詠み」ですが、「ええと、どういうふうに詠むんだったっけねえ?」と、探りさぐり、ぎこちない歌を詠みつつ、ほぼひと月が経った勘定です。 そういう段階で、改めて…