「なかにし礼」の日記一覧

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なかにし礼 の 長崎ぶらぶら節

★4.0 第122回1999年直木賞受賞作。2000年、吉永小百合、渡哲也で映画化、2001年、市原悦子、藤竜也でTVドラマ化。 長崎の郷土史学者・古賀十二郎(1879~1954)とともに、かつて流行ったという「長崎ぶらぶら節」を受け継ぐ者を探し出し、この歌を世に広めた長崎丸山の芸妓・愛八こと松尾サダ(1874~1933)の生涯の物語。「長崎ぶらぶら節」は幕末の嘉永年間に長崎のお座敷歌として流…

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別れの朝。歌ってみました。アカペラの口パクで(笑)。

さて、今日も元気にくだらない日記を書きました。 くだらないのが嫌いなかたは、素通りでお願いいたします。 ☆☆☆☆☆ 別れの朝~ふたりは 冷めた紅茶飲み干し さようならの口づけ、 笑いながらかわした~♪ ★  って、冷めた紅茶はまぁいいとして、 次、納得いかない。 笑いながらかわす、って無理じゃない? あはははーって、口を開けたままじゃさ。 正確にいうと、かわしたあとに、笑ったんだよね。 笑…

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162、『夜の歌上』(なかにし礼著)は著者の引き揚げ、作詞体験人生を描く

『夜の歌(上)』 なかにし礼著 講談社文庫 2020年1月15日発行 ーなかにし礼の訃報を聞いて、ブックオフで、氏の著書を探した。「長崎ぶらぶら節」や「赤い月」などは読んだので、他にあるかと思って探したら、この『夜の歌』(上、下)2冊が見つかった。氏の、最大の人生体験である、満州からの引き揚げと、作詞家活動の有り様が描かれていた。感動して読んだ。 ー穿破(せんぱ)とはがん細胞が隣接する他臓器の壁…

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昭和の作詞作曲家の相次ぐ訃報

明治はもう遥か彼方なるも、 昭和も遠くなりにけり。 心の中に秘める、悲しみ、不安、恋心、慈しみなどを詞に、メロディに乗せてくれたなじみの方々が相次いで・・・ 昭和の曲を聞けば、その時代にワープさせてくれることには変わりないが、やはり、なんだか寂しくなる。 四十七士ならぬ、48人のグループあたりから、耳から目へと歌を楽しむ方法も変わってきたのかもしれない。 それを否定するわけではないが、や…

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1日1首(令和元年11月21日~11月25日)

令和元年11月21日 中学の同級会を楽しむや70代の幼馴染は     11月22日 1歳の義隆連れて97母住むふるさと向かっているや     11月23日 排便は舟を漕ぐよう力みつつするがし易い五木さん言う     11月24日 丹羽さんの「仕事に生きる」話には実の驚き満ち溢れ居り     11月25日 なかにし礼講演楽し81読書し映画を観るのが日課と 講演を聴いた年なり柳生さん林真理…

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充実の楽しかった午後のひととき(11月24日午後)

 今日は、午前中はちょっと、車にガソリンを入れに行って、午後12時半から、再び外出した。  まず最初は、ブックオフの2店を回って本を探した。  買いたい本は、川上哲治著「遺言」。 これが、ブックオフ貢川店で、250円ほどで売っていた。  そして、丹羽宇一郎著「人は仕事で磨かれる」が、ブックオフ平和通り店で、110円で売っていて買った。  とにかく、欲しかった本で、とにかく見付けられたのはラッキー…

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【歌謡曲から「昭和」を読む】(なかにし礼著)を読む

NHK出版新書 歌謡曲から「昭和」を読む なかにし礼著 2011年12月10日発行 ー歌謡曲とは何より流行歌のことである。 「ヒットをねらって売り出される商業的な歌曲」だ。 多様なジャンルの曲をすべて包含しているのが歌謡曲=流行歌なのである。  私の場合なら、25年間の作詞家生活で作詞した曲は3千曲(訳詩を合わせれば4千)、そのヒットしたといえる曲は約3百、今もカラオケで歌われている曲は百曲く…

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なかにし礼著『夜の歌』読了

昭和歌謡の大作詞家で、レジェンドといってもいい著者が小説家に転身して結構立ちますが、これは最近の作品(2016年)です。 著者のノンフィクションに近いような私小説とも言えます。 主人公の著者がゴーストと呼ぶ荒唐無稽な存在に導かれ、リアルな自分探しの旅へと向かいます。 登場人物のほとんどが実名なので、昭和歌謡を幼いころから聞いてきた私としては心の中の「へぇ~」の連続でした。 加藤和彦の自…