「洋楽LP」の日記一覧

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今日の一枚(二枚) 50. John Fogerty, John Fogerty, Centerfield

50回目でキリがいいので、一応これでこの「今日の一枚」シリーズはお終いにしようと思う。 最後に誰を持ってこようかと迷ったが、やはり一番好きなCCRの元リーダーのジョン・フォガティにした。LPかCDか忘れたが、アルバムを2枚持っていたので、今日の二枚ということになった。 彼は私と同学年で、主として1960~1980年代に活躍した。ワンマンのせいでCCRは70年代に解散したが、次のBlue Ri…

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今日の一枚 49. Janis Joplin, Pearl

ジャニス・ジョプリンは女性歌手としては自分のランキングでは(タイプがそれぞれあまりに違うが)アレサ・フランクリン、ジョーン・バエズ、ジョニ・ミッチェルなどと並んでトップに入る人だ。白人女性にブルースの何たるかを教えた人物と言ってもいいだろう。 彼女の不幸は性格と才能が生まれた場所(テキサス東部の田舎町)Port Arthurと合わなかったことに始まるように思う。アメリカでも中学・高校にいじめが…

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今日の一枚 48. Buddy Holly, The Best of

1960年代にはもう故人だった歌手を紹介するのは初めてだろう。 バディ・ホリーこそロックンロールの元祖と言う人が多い。日本のラジオでは当時はエルビス・ポール・アンカ、ニール・セダカ、コニー・フランシス、パット・ブーン、リッキー・ネルソンなどばかりで、私は彼の絶頂期にはあまり知らなかった。 しかし後年になってオールディーズも歌うようになってからようやく彼の偉大さを理解するようになり、買ったのが…

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今日の一枚 46. Little Richard, The Best of Little Richard

そろそろこのシリーズもお終いにしようと思うので、また 古いR&Rの元祖に戻ってみる。 リトル・リチャードは1990年代に、50年代の絶頂期から40年近く経ってからNYでライブを観た。身長は大きくなかったが、顔がやたらデカくて、ピアノの上から顔だけ見えるのが異様だった。 音楽は古いのを一通りやってくれて満足したが、一週間早ければ同じカフェでチャック・ベリーとの豪華共演があったのに残念でも…

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今日の一枚 45. The Doobie Brothers,

丁度彼らが人気になったころが私が洋楽から一時離れていった時期になる。変遷が成功したイーグルスとどうしても比べてしまうので、ドゥービーには気の毒なのだが、いい音楽だけど、ややつかみどころのない感じがしてあまりフォローしなかった。もっとカントリーロックなり、フォークロックあるいはソフトロックなり自分たちのやりたい音楽に徹底したほうが良かったんだろうと感じる。でもLPの売り上げその他のデータから判断す…

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今日の一枚 43. Lobo, Of a Simple Man

70年代に突然出てきたSSWのロボのことは、有名な二曲Me and You and a Dog Named Booと I'd Love You to Want Meの作曲者であるということ以外には知らない。しかし、どちらも思わず歌いたくなるような名曲であることは間違いないだろう。 彼のようなフォーク寄りの路傍のミュージシャンという感じの人々は大好きである。他に例を挙げればDlyanは別格として…

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今日の一枚 43. Bee Gees, Bee Gees Gold

昨日の健太さんとのやりとりで、ビージーズをまだ挙げていなかったのに気がついた。レコードの売り上げや人気の面で言うと彼らの絶頂期はSaturday Night Feverに代表されるディスコ・ブームの時だったと思うが、やはり自分は初期のビージーズの初々しいあたりのほうが圧倒的に好きである。 このアルバムは1972年までのコンピレーションのベスト盤なので、そういう意味でも好きなものだった。 ギブ…

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今日の一枚 41. Three Dog Night, Golden Disk

ホリーズからの連想でボーカルのハーモニーからスリ―ドッグナイトを思い出した。ホリーズと違ってアメリカのグループで、ボーカル専門を3人も持つ贅沢なバンドだった。歌いたい曲は多数あるのだが、プロが3人でやっとの曲をアマチュアが一人でカラオケやろうとすると苦労した。 ポール・ウイリアムズ、ランディ・ニュ-マン、ホイト・アクストン、ローラ・ニーロなどは素晴らしいシンガーソングライター達だが、Three…

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今日の一枚 41. The Hollies, Words and Music by Bob Dylan

ホリーズは1964 年にはドリス・トロイのJust One Lookをヒットさせていたのだが、日本人だと1966年のBus Stopから入った人が多いと思う。ロックバンドにしては3人のコーラス・ハーモニーを大切にした聴きやすい音楽だった。1974 年のThe Air That I Breathe(カラオケで良く歌った)以降はヒットに恵まれなかったようだが、メンバーは変わっても2000年代まで活躍…

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今日の一枚 40. The Zombies, Time of the Zombies

所謂ブリティシュ・インヴェイジョンでどのバンドが好きかというのは意見が分かれるところだろう。通常ビートルズやストーンズは別格扱いにされている。ポップス寄りの人はハーマンズ・ハーミッツを挙げるだろうし、ロック寄りの人はキンクスやDC5、ブルース寄りならアニマルズと言うかもと思う。ホリーズやジェリーとペースメーカーズなども捨てがたい。 でも私は中でも自分の一番好きなジャンルのパワーポップそのものと…

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今日の一枚 39. Led Zeppelin, Lerd Zeppelin II

ロック史上最高の曲ベスト3を挙げろというと、Dylan のLike a Rolling Stone, Queenの Bohemian Rapsody, Zeppの Stairway to Heavenが挙がると思う。では最高のグループやアーチストを言えと言われると、ツェッペリンの名前を出す人が多いだろうと思う。 私が一番良く聞いたのは初期に出た60年代最後の3枚のLPで、最後まで持っていたのは…

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今日の一枚 37. Simon & Garfunkel, Greatest Hits

サイモン&ガーファンクルもビッグネームの割には37枚目と遅めの紹介になった。これは私の趣味がフォークであればS&Gほどスマートでなくて、ディランのようにもっと泥臭いほうが好きだったことによると思う。実際LPもこのベスト盤を後に買ったが、次から次へLPを追いかけて買うということはなかった。 コーラスのハーモニーが絶妙であったことは間違いないが、あの絹のような響きはフォーク・フォークロックといった…

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今日の一枚 36. Carole King, Tapesrtry

ニューヨークのど真ん中にあるブリル・ビルディングは数多くの洋楽ソングライター達の音楽制作の聖地として有名だが、その最大の産物の一人がキャロル・キングである。ニール・セダカが高校生の頃彼女とデートしていて、1959年のヒットOh Carolがキャロル・キングのことを歌っているのは有名で、この曲も、その返歌たるゴーフィン・キングのOh Neal(こっちは流行らなっかったが)もブリル・ビルディングで生…

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今日の一枚 34. Chuck Berry, Jonny B. Goode

ロックン・ロールの元祖たちというと、バディ・ホリー、リトル・リチャード、ジェリー・リー・ルイス、カール・パーキンス、エディ・コクラン、エルヴィス・プレスリーと沢山の名前が挙がるが、チャック・ベリーが頭一つ抜けていると思う。 あの偉大なビートルズもストーンズもチャック・ベリーに多大な影響を受けたと率直に認めている。実際ジョンとポール、ミック・ジャガーとキース・リチャーズを結び付けたのもチャック・…

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今日の一枚 33. Sam Cooke, The Best of Sam Cooke

後年になって成長して本物になったスティヴィー・ワンダーを別にすれば、黒人最高のシンガーソングライター(当時はそういうネーミングはなかったが)がサム・クックであることに異論を挟む人は少ないだろう。 チャチャチャやツイストの時代からだから50年代には既に有名になっていた歌手である。このベスト盤は後に買ったものだ。 一時私の洋カラのオハコは彼のBring It on Home to Meのアニマル…

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今日の一枚 29. Moody Blues, Seventh Sojourn

ムーディ・ブルースは通常プログレ、Progressive Rockに分類されることが多く、人気が出たのが60年代後半だったこともあってプロコルハルムと並んでプログレの創始者・先駆者のように位置づける人も多いようだ。 私は率直に言うとプログレは頭で考えたような音楽であまり好きではなかったが(Pink Floyd, ELP, King Crimson, Yes, Genesis, Wishbon…

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今日の一枚 28. The Rolling Stones, Big Hits (High Tide & the Green Grass)

ビートルズを書いたらローリング・ストーンズを書かない訳にはいかないだろう。 しかし、私はまたまたあまり書く知識を持ち合わせていないのだ。理由はビートルズを書けない理由と似ていなくもないのだが、ストーンズの全盛時代には私はまだハードなブルース系のロックには開眼していなかったことに尽きると思う。 いずれにしてもこのLPは初期のベスト盤のようなもので、これしか持っていなかったというのもビートルズの…

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今日の一枚 27. The Beatles, 赤盤 青盤

今日の一枚という洋楽LPについてのこの日記を毎日一つ書き出してから一か月近く経ってようやくビートルズというのは遅すぎると思われるだろうが、いろいろ理由がある。 1.他でも書いたが、自分はビートルズの出た頃が高3と大学受験勉強のピークで、ラジオで一曲聴いただけでこのグループにのめり込んだら勉強などそっちのけになると思って、それ以降ラジオは封印した。結局一浪したのでその封印は二年になり、リアルタイ…

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今日の一枚 26. Ry Cooder, Into the Purple Valley

ライ・クーダーについて偉そうなことを書くほど詳しくはないが、彼のペダルスティールギターの音と、人を食ったような斜に構えたボーカルは一度聴くとやみつきになると思う。 ウイキによればRolling Stone誌のベスト100ギタリストで8位に入ったというのだから凄い。 自分がソロでLPを出してからのキャリアも素晴らしいがそれよりも、スタジオ・ミュージシャン ゲスト・ギタリスト時代に無数の大物のL…

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今日の一枚 25. The Byrds, Sweetheart of the Rodeo

また夜中の疼痛で起きだす羽目になり、気を紛らすために書くことにした。 ロックの世界はハード・ロック、グラム・ロック、プログレッシブ・ロックなど様々な名称のもとでさらに細かいジャンルに細分化される。勿論複雑な音を出して二つ以上のジャンルにまたがるという評価を受けるグループもあるのだが、一つのグループが3個のジャンルの先駆者として評価される例はバーズだけだろうと思う。 その1 フォーク・…