大阪 [法善寺]と[法善寺横町]

法善寺横丁の中心、法善寺は一日中線香の煙が漂い、
香りが染みついています。

法善寺というより「水かけ不動さん」の名で親しまれ、
不動明王は、商売繁盛、恋愛成就など

様々な願いを込めて、お詣りの人が掛ける水で、
いつもヌレヌレと苔むしています。

法善寺横丁は
浄土宗天龍山法善寺の境内の露店から発展し、

明治から昭和の初期にかけては、
寄席の紅梅亭と金沢亭が全盛で、
落語を楽しむ人々で賑いました。

太平洋戦争の空襲で寺共々焼失し、
戦後、再び盛り場として甦りました。

横丁は石畳が続く古い路地で、織田作之助の小説
「夫婦善哉」の舞台としても有名です