「大塚さんにはお世話になったから、あたし何かプレゼントしようと思うんだ」
麗子がぼそっと言った。
「それは良い考えかもしれない・・・」
「どうしたの?」
「・・・今度の例会でサプライズ企画やろうか。大塚さんにとっては最後の例会だもんね」
「サプライズって?」
「プレゼントだよ。有志を募って記念品と花束を贈呈するんだ。もちろん本人には極秘で進める」
「私は個人的にしようと思っていたけど、山田さんがそうするならそれに乗るわ」
「いいこと言ってくれたよ。麗子ちゃんが言わなかったら思いつかなかったよ。問題は例会