小説 フリードリンクカフェ 第44話 サプライズ企画


 「大塚さんにはお世話になったから、あたし何かプレゼントしようと思うんだ」


 麗子がぼそっと言った。


 「それは良い考えかもしれない・・・」


 「どうしたの?」


 「・・・今度の例会でサプライズ企画やろうか。大塚さんにとっては最後の例会だもんね」


 「サプライズって?」


 「プレゼントだよ。有志を募って記念品と花束を贈呈するんだ。もちろん本人には極秘で進める」


 「私は個人的にしようと思っていたけど、山田さんがそうするならそれに乗るわ」


 「いいこと言ってくれたよ。麗子ちゃんが言わなかったら思いつかなかったよ。問題は例会