「チベットの白き道」読了

これも20年以上前の本、図書館の閉架書庫から出してもらって読んだ。

大学時代に登山を始め、一旦会社に入ったがやめて雲南省の大学に留学中に思い立って冬季のチベットを自転車で目指す・・・

とにかく冒険記だ。かなり冬山の経験を積んでいるようだが、一歩間違えればそのまま遭難してもおかしく無い状況を乗り越えながら4000m、5000mの峠をいくつも越えて行く。

チベットで泊めてもらった人達とのふれあいも描かれているが、著者のもっと大きな関心は山、そして雪原。
それらに対する称賛や畏怖の念が若者らしいセンチメンタルな言葉で綴られている。

山は昔一度夏に友人に