指揮者&オーケストラ@最近読んだ本から

コロナ禍でコンサートに接する機会が得られない中、音楽に関するあれこれの本を読んでいますが、最近読んだ指揮者とオーケストラに関する二冊の本は出色です。

一冊は、現役の指揮者が著わした「指揮者は何を考えているか」。

もう一冊は、その指揮者の下で演奏する主体について書かれた、その名もずばり「オーケストラ」。

「指揮者は何を考えているか」は、アメリカのベテラン指揮者ジョン・マウチェリが、指揮者の解釈やテクニック、そして舞台裏で繰り広げられ素様々な事柄を、自身の経験に基づいて書き下ろしたもの。

350ページに及ぶ本書でマウチェリが語っている音楽創りは、欧米