家で観る映画、例えば「モリのいる場所」・・・飄々と生きる画家

◎「モリのいる場所」 2018年 沖田修一 日本映画 日活
2018.5.19公開


私の映画鑑賞をする場合の決め事は、第一に事前に選評を読まないというのがあります。
先入観を避けるのが目的ですが、もともと知識が貧困であるので、観終わった後、自分で恥ずかしくなることがある。

この映画がその典型で、最初はフィクションと思っていた。
登場人物とか、それらを取り巻く環境、さらに人間関係などの部分は、観ていてだんだん解かる作りの作品となっていますが、それでもモデルがあるということ自体最後まで知らなかった。

主人公は高名な画家で書家ということらしいのだが、現