入社、転勤の春である
人生の転機を迎える人がいる
近所のマンションの前に、引っ越しのトラックが駐車しているのを、よく見かける
まさに、門出を祝福するかのように咲く桜
通勤時、ホームは電車を待つサラリーマンらでひしめいている
分刻みの生活の始まりだ
彼らには、喜怒哀楽のない無表情な顔が多い
昨今、スマホを見たり、聴いたりで、喜の表情の顔があったりもするが
あえて言えば、疲の文字の表情があるように思う
人それぞれ、その疲に喜怒哀楽が潜んでいるかもしれない
日々、繰り返す決まりごとでも、マンネリとルーティンは異なる
疲には、そのマンネリが
連載:妄想爺やの春夏秋冬7