連載:妄想爺やの春夏秋冬7

大空も桜もそよぐ川面かな いよいよ花筏近し

川沿いの満開に咲く桜並木を歩くのは、晴れ晴れしい

そろそろ、花が散り始めている

太陽が上にある頃、流れる川面に、青空も桜の木も映る

なんとはなしに、空の青色、桜の花の色までも川面に映っている

逆さ富士ならぬ、逆さ桜だ

桜並木が、長く連なる川面を花見するのもいいものだ

拙句1句

大空も
桜もそよぐ
川面かな

間もなく、川面に散った花びらが連なりひしめく花筏(はないかだ)が浮かび流れるのを見ることができる

桜が魅せる川面が一番に華やぐファイナルショーだ

カテゴリ:アート・文化