「私」という男の生涯~~石原慎太郎(2)



石原慎太郎氏の自伝をやっと読み終えた。
350ページになんなんとする大作で数年かけて書き上げたものらしい。

帯には「自分と妻」の死後の出版のために書かれた自伝、とあるのだが不思議なことにその妻典子さん(後を追うように今年亡くなった)のことがほとんど書かれていないのである。
それどころか弟の石原裕次郎についてもあまり書かれていない。
裕次郎の方は放蕩の末に酒の飲みすぎで52歳で逝ったわけだがそのいきさつとか死ぬときの様子とかにかなりの紙数を費やすのかと思ったがそうではなかった。
これは別途単行本を出しているからかあまり語りたくないからか。

政治家と