「ストーリーが世界を滅ぼす」 著:ジョナサン・ゴットシャル 訳:月谷真紀 東洋経済新報社

書名がちょっと大げさな本ですが、内容はまともと思います。
ある意味、まともすぎて、読んでて納得しすぎるような気もします。

歴史を通じて、物語が世の中を変えるための大きな力を持っていた。SNSが発展した今、物語の力が必ずしも世の中を発展させる事になっていない。それどころか、危機をもたらそうとしている。
そんな事が書かれています。
発展させる力と破壊する力、両方を物語が持っている。そういう意味を原題の
 The Story Paradox
が表しています。

思うに、
 世界の記述だけでは人は行動できない。世界に対して行為をするためには