ブラームス のヴァイオリン・ソナタ集をグリュミオーのヴァイオリンで聴く

パールマンのヴァイオリンとアシュケナージのピアノで聴いている。
第1番。「雨の歌」のタイトルがあるが、ブラームスの歌曲に由来する。
第1楽章に聴く2つのテーマはいずれも伸びやかで、派手さはないものの、歌に満ちたグリュミオーの演奏が印象的だ。
第2楽章はアダージョ。ピアノの深々とした響きに導かれるようにヴァイオリンが現れる。哀愁を帯びた音楽は心に染み入る。グリュミオーのヴァイオリンは「雨の歌」のイメージを喚起する。
第3楽章はロンド。しっとりとした趣がある。力みのないグリュミオーのヴァイオリンは「雨の歌」のイメージを喚起する。

第2番。
第1楽章の開始は