「小津安二郎」の日記一覧

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おーずせんせい 児島秀樹著

暑い中、一服の清涼剤のような本でした。 これは、小津安二郎の青年時代、ふる里松阪の田舎町で代用教員として働いた一年余りをドキュメンタリー風の小説としてまとめたものです。作者は放送作家。脚本家と紹介されている。 内容は「二十四の瞳」の小津バージョンかな。舞台は伊勢街道に面した飯高町。小津の実家は伊勢商人の家であったが神戸商高や名古屋商高への進学を失敗した松阪の山の中櫛田川沿いの宮前尋常小学…

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父ありき

1942年ですから、戦時中の映画です。小津安二郎が監督で白黒。 妻に先立たれた教師をしていた父に育てられた一人息子。二人の情愛を描いた、何気ない日常を綴った映画で、小津の後の作品に共通してます。 こんなのを観たのは、小津映画が好きな僕としてはなぜかまだ見てない作品だったから😧 主な役に女性はなくて、華やかさに欠けるから観なかったのかなあ😀 観て久々に(そうでもないかなあ…)映画で涙を流しまし…

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映画『早春』と、つーつーれろれろ

小津安二郎の『早春』で、主人公:池部良の戦友たちが宴会をする場面がある。この場面で戦友たちが、「つーつーれろれろ、つーれろ」を合唱する。これが大変、愉快で私はこの場面を、何度も繰り返し、みている。 この場面で登場する三井弘次と加東大介が出色で、この場面に続く、場面ーー酒に酔っぱらった三井弘次と加東大介が池部良宅に泊る場面ーーが、これまた愉快。 池部良の家内:淡島千景が、内心、迷惑そうに、三井…

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小津安二郎の映画「早春」

 ぐずついた空模様  朝はおでん 酢豚風炒め物  テレビで小津安二郎の映画「早春」を見る  終わりまで見たのは初めて  サラリーマンの市井の暮らしが描かれている  今この年齢で見るとそれなりに面白い  

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お茶漬けの味

3:30に起きて5amには朝食。7amは蜂の巣含むゴミを出し、午前中は9amに再度朝食。ま。昼食?みたいな。 その後眠くなり💤。午~1pm~BSTVで、小津安二郎の「お茶漬けの味」を初めて鑑賞。鑑賞して5amに起きて、、、 こうして遅い日記を書いてる。 1952年の松竹映画。昨日の「天国と地獄」も最高。当時の世相が良く感じられる。今日の「お茶漬けの味」もそう。パチンコ店や競輪や海外渡航の飛行場…

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<平凡な生活での感動>~「パターソン」・・・’17映画(101)

「パターソン」 Paterson  2016年 ジム・ジャームッシュ アメリカ映画 10/3 横浜ジャック&ベティ ジム・ジャームッシュは小津安二郎を崇拝しているそうですが、この作品はまさにUSA社会での「小津の世界」的映画でした。 <ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手のパターソン(アダム・ドライバー)。 朝起きると妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)にキスをしてからバスを走…

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東京物語

小津安二郎の「東京物語」を観た🎵 何回目だろう、よくわかんないが難しい講釈はいらない。 ただひたすらによかった、としかいえない。何度観てもいい。 亡くなった父を想った。 ただそれだけ……。