「短歌会」の日記一覧

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公民館短歌会 171 (1752)

昨日は第二金曜日でしたが、都合で今月は一週間早く、公民館短歌会を開きました。短歌添削に入る前に石川啄木を取り上げました。16年短歌会を続けていると、過去に話した歌人も重なります。人気が高い歌人でしたが、問題も多い人であることも証しました。もう40年も前のことですが、神戸で催された講演会によく行きました。その中で金田一春彦先生のお話がありました。お父上の京助先生は啄木と同郷であることから何度もお金…

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公民館短歌会 170 (1740)

昨日は晩秋の好天の中、公民館短歌会を開催しました。この日のトップニュースは、伏屋さんが明治神宮秋季短歌祭に応募され、佳作入選されたこと。全国規模ですし、投稿料も無料ですから応募者も多いです。コロナ禍のため、短歌会は開催されませんでしたが、記念の歌集と明治神宮の名前を彫りこんだ金属製のしおりが贈られてきたようです。見せていただき撮影しました。 入選歌 風涼し庭の楓にいくつもの空蝉揺れて夏終はり…

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公民館短歌会 168 (1674)

蒸し暑くそろそろ梅雨明けが待たれる昨今ですが、昨日も予定通り公民館短歌会を開催しました。歌の添削に入る前には、資料に基づき、円空と木喰の話をしました。二人ともいわゆる歌人とはいえないですが、僧侶としてたくさんの歌を残しています。江戸時代に発行された近世奇人伝に載せられていますが、長く埋もれていました。民芸の柳宗悦により再発見され、今日に至っています。円空は岐阜県出身で、当町にもその仏像を所存する…

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公民館短歌会 167 (1658)

当地方は今年は梅雨入りは速かったのですが、早くに降りすぎで、その後あまり降らず、農作物の出来があまりよくないと聞きます。家庭菜園をされる方がぼやく中で、昨日は短歌会を開きました。会員の二人が、最近ひょんなことから、ラジオ (周波数78.5) 「FMわっち」 に出場されましたので、皆さんで録音を聞きました。岐阜地方でしか受信できません。短歌にまつわる話とか、お互いの作品を幾つか披露されていました…

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公民館短歌会 166 (1642)

今年は東海地方もとても早い梅雨入りとなり、その上大雨注意報の出ていた中でしたが、昨日は短歌会を開きました。嬉しい新人の到来もあり、いつもより賑わいました。添削に入る前に防人の歌と壬申の乱の話をしました。万葉集には欠かせない話題です。645年の大化の改新も昔習った頃とは呼び方が変わってきていることも話題にしました。今は乙巳(いつし)の乱とも呼ばれているようです。その年の呼び方からきています。壬申の…

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公民館短歌会165 (1621)

昨日は、春雨の日でしたが、予定通り短歌会を開きました。今月も往復乗せてもらい、有難いことでした。今月のFさんの作品は、雨の中、聖火ランナーの応援に行かれた時のもの。オリンピックの聖火が岐阜県に入った日、生憎の雨天になってしまいました。  4/3-4/4、岐阜県の43人のランナーが県内を奔りました。約23kmですから一人平均500m. 高橋尚子さん、山本耕史さん、竹下景子さん、紺野美沙子さん、堀…

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公民館短歌会 163

10月になって、寒暖差が激しく、時には真夏のような日もありますが、昨日は歌会を予定通り開催しました。今年度はコロナでいろいろ条件も多く、結局町文化祭には出品しないことにしました。16年も継続して参加してきましたので、このあたりで休んでも許されると思います。  最近入会されたHさんは北海道出身。16年在籍のSさんは福岡出身。日本の真ん中近い岐阜で,南と北出身の人が合流したことになります。北の地で…

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公民館短歌会 162

ようやく涼しさが感じられるようになった昨日、いつものように短歌会を開催しました。前回にも終らなかった7月からの作品の添削の残りをようやく済ませました。万葉は、29番歌が半年ぶりに終えられました。人麻呂の長めの長歌をコロナ禍のため、4カ月中断してしまいました。昨日も公民館入り口で、体温測定に始まりました。  会員の中の二人が、認知症の親族を介護しておられます。その一人KさんがNHK介護百人一首に…

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公民館短歌会 161

例年でしたら8月はお休みするわが短歌会ですが、コロナのため、遅れましたので、今年は開催することにしました。新しく入られたHさんは、以前俳句をされていたらしく、短詩型に難なくなじんでおられました。  昨日は、前月の応募短歌が100首を超えていて、一部今月に添削は持ち越しました。時間不足でさらにまた持ち越が残りました。  Kさんの作品の中に、NHK介護短歌百人一首に選ばれ、NHKの取材があったと…

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公民館短歌会160

熊本に大水害をもたらした梅雨前線は列島をまだ去りません。午前中の短歌会の間は何とかもちましたが、午後は大雨でした。二月の短歌会以来コロナ禍で開催できなかったのでしたが、昨日は何とか五カ月ぶりに集まることが出来ました。冷房しながら窓は開きます。飲食は禁止。万葉の話はしばらく出来ません。五カ月の間に二百首近い作品が届いているので、添削するのにかなり時間が必要。何とか60首をすませました。来月はもっと…

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公民館短歌会 158

昨日はやや寒い日でしたが、まだ当地には初雪は降っていません。今後降れば、その時が最も遅い初雪の新記録となるでしょう。そんな中を短歌会を開催しました。前日が皇居で行われる歌会始。まずその話題から。下に挙げるFさんの歌は今年の歌会始の勅題「望」が入っているので、あと半年早く作って出したらよかったのに・・・というのが私のつぶやきです。いつものように万葉集から入りました。  Mさんの知人は以前歌会始に…

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公民館短歌会 157

 昨日は今年最後の短歌会を開きました。いつものように万葉集に入る前に、ようやく出来上がった月見草31号の話題にしました。平成元年に創刊したこの歌誌も令和に入り感慨深いものがあります。今年は表紙絵の都合で発刊が多少遅れました。Fさんからは今回も手作りカレンダーを頂きました。  以前玉田さん著書「大地の風」は会員の皆さんに渡してありますので、その話題にも触れました。微風の会の知り合いから著書を頂い…

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公民館短歌会 155

昨日は折あしく雨天となりましたが、公民館短歌会を開きました。歌は先月の続き。柿本人麻呂の29番歌です。長いのでしばらく続きます。説明文中、毛詩周南という言葉がありましたので、詩経の序文の一部であることを説明しました。以前にも触れたことがありますが、Mさんが呼称一覧をコピーして皆さんに配布下さいました。以前、蝶は〇頭と数えることも知りましたが、その復習。古いことは忘れがちですから、もう一度確認しま…

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公民館短歌会 153

梅雨明けが待たれるこの頃ですが、昨日も降り続く雨の中、短歌会を開きました。台風5号の接近もあり、不純な天気です。前日は一時的にこの町にも大雨の警戒警報が発令。境川が氾濫して、一時はどうなるかと思いましたが暫くしたら解除。ほっとしました。  昭和51年の安八洪水の折は神戸にいて、そのニュースを聞いたことを思い出します。その日は町内も浸水したようです。でもわが家は高地ですから大丈夫です。先ごろの竜…

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公民館短歌会 152

昨日の公民館短歌会では、君が代の話題とスリランカのことから始めました。以前、君が代が古今集の中の一首であることは取り上げましたが、その後に入られた方もあるので、確認のためでした。渡航した方の中でも知らない人があったため、気になっていたのです。  曲は明治時代に作られたもの。江戸時代は鎖国だったため、国歌は必要ありませんでした。他国の国歌の歌詞を見ると、独立戦争の血のことが歌われていて生々しいも…

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短歌会後東京へ

 金曜日の公民館短歌会の後上京し一泊。慌ただしい日を過ごしてきました。  短歌会は、Sさんの上京の話に始まりました。彼女は今年度の明治神宮短歌大会で入選を果たされましたので、娘さんと上京し、授賞式に臨まれました。一般人は入れない奥の本殿で祈祷を受けられ、式にては記念品も拝受。令和最初の大会で入賞され、本当によかったと思います。地方の短歌大会とは格が違います。 今月の歌 米国のオオタニサンを…

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公民館短歌会 150

昨日の短歌教室は、皆さんも元号の「令和」が万葉集から採られたことが嬉しいらしく、そんな歌も作られていました。原典は文選にも古事記にもありますが、万葉集は一応日本の古典です。その頃は中国の古典を引用することが多い時代でした。そんな話も交えて、いつもなら26番の続きを進めるのですが、一気に飛んで、815番の梅の花の歌の序文をテキストに使用しました。  渡辺家から頂いた江戸時代の万葉集も回覧して見て…

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公民館短歌会149

 昨日は寒の戻りのような寒さでしたが、予定通り歌会を開きました。先月の万葉集25番歌と内容が殆ど変わらない26番歌を取り上げました。同じような作品と雖も、漢字文ですから、難解です。ところで昨日はホットニュースがありました。急用で休まれたKさんでしたが、明治神宮の献詠歌会に入選されたようです。次回どの歌が入選されたか聞きたいです。これまで何度も出詠を勧めたのですが、応募されても選外ばかりでした。今…

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公民館短歌会148

昨日も風が冷たくて寒かったのですが、予定通り短歌会を開催しました。教材は万葉集25番。丁度壬申の乱前後に詠まれた天武天皇の歌です。元号も定まって暫くした頃の歌です。大化から日本に元号がつけられた話を先日の講演のことを交えて話そうとしたら、講師の所先生はよくテレビに出られておられるらしく、皆さん知っておられました。岐阜生まれであることを伝えると驚いておられました。著名な人なのに、民放をあまり見ない…

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年末の頂きもの

 今年も昨年に続いて最後の短歌会の日に、伏屋さんから手作りカレンダーを頂きました。短歌会は予定通り21日に開きましたが、放送大学短歌会と同じテキストを使用したため、記事はなし。彼女は、水彩画の美しいカレンダーを準備されていました。お孫さんのお顔もあるので、よい成長記録になると思います。愛猫家らしく、猫もうまく描かれています。但しこれはご自宅の黒ではありません。  この日は歌の数も40を超えて添…