「福岡から」の日記一覧

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カワウソと人が側にいてくれる幸せ

川に面したフェンスからじりじりと身を乗り出して、至近距離でカワウソの写真を撮っていました。 カワウソが警戒して逃げていってしまうのではないかと、恐る恐る、そろりそろりと近づいていました。 ここは団地の中で、周囲を行き来する人は、誰も立ち止まったり眺めたりしません。 その時、短パンで散歩していた老人がニッコリして、「シュイター(中国語でカワウソ)かい?」と話しかけてくれました。 「はい!」大きく…

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サイクリング初日のお昼に出会った

カラン川の周囲は、国民の8割が暮らすという公団住宅が建ち並ぶ地区のひとつに差し掛かりました。 自転車で走りながら、ずーっと水面や岸を全力で観察します。 時々水面に波紋が広がり、足をとめて、何なのか、しばらく様子を見て確かめます。 「魚か。」 「鳥か…‥。 「オオトカゲかー…‥。」 いろんな生き物がいて、楽しいです。 「魚か。」「魚か。」「鳥か…‥。」「魚か。」「魚か。」「魚か。」「鳥か…‥。」「…

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サイクリングに向かない街、シンガポール

カラン川の周囲をキョロキョロしながら、自転車でおばさんの不審者が通ります(私です)。 川沿いは緑道(遊歩道)になっていて、熱帯で水は豊富な微生物で緑色をしていて、綺麗で沢山の生き物が日につきます。 シンガポールはバードウォッチャーの皆さんにも愛され、可愛い小鳥や想像つかないほど野太いドスが利いた鳥の声が聞こえてきます。 緑道を散歩する人、ベンチでゆっくり新聞を読む老人、魚を釣る人、犬の散歩、集団…

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川の湧き出ずる源流から海へ流れ込む河口まで、カワウソを探し踏破する決心

方向音痴の私は、うっかり私有地に自転車で迷いこんでしまい、急ぎ道路へ退出して、結構道路を進んでも、そこの大柄なガードマンは走って追いかけて来ました。 怖い、ごめんなさい、どうなるの? 本当に大きな人で、追いついて私を見おろして言いました。「君の自転車‥‥」ええ、ごめんなさい、自転車で勝手に裏から侵入してしまいました。 「どうやって手に入れたの?すごく良いね、シンガポールのどこでなの?」えっ、そ…

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カワウソを探してマリーナ地区を自転車でさ迷う

「自転車持って行くなら、まずパンク修理の練習しなくちゃ。チューブ交換すれば簡単だよ。」スポーツタイプの自転車で毎日通勤している同僚が、ありがたいアドバイスをくれ、YouTubeで動画を探して見てみました。 タイヤを外してチューブ交換する様子を見て、工具の多さに、凶器になる道具を沢山持っていくのは重いし大変だと思いました。 またタイヤを止めているボルトは、他のいろんな部品も何重にも止めていて、一度…

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自転車抱えて旅はファーストクラスラウンジから始まった

梱包に持ち手があるからといって、右手に巨大な自転車の箱を抱え左手にスーツケースを持って電車で空港へと言うわけにはいきません。 自家用車に積み込み、空港国際線ターミナル敷地内の駐車場に持ち込みました。 決してX線検査の機械には通らない箱は、さながら元日産のゴーン容疑者が隠れて脱出した楽器ボックスのような、不穏な存在感で不安になります。 事前の申し込みが周知されていたのか、スムーズに預け入れと搭乗…