愛 Love


恋は、恋されているかの思い。
幼いころの恋は、好きになってくれるかが気になる。
淡い片思いも、好かれているかと気をもむ。

愛は、愛されているかの思い。
青年期の男も「この女性なら、(おれに)ついてきてくれるか」、つまりいつまでも愛していてくれるかと考える。
おとなの女も「わたしで大丈夫かしら」、つまりわたしでもずーと愛していてくれるかと思う。

精神分析学のエーリッヒ・フロムは、その愛の現象を書きしるす。
Most people see the problem of love primarily as that of being loved, rat