連載:4回目のボデー。

4日目のボデー。その3.

  8.A型肝炎で死に損ない、3つ目のボデーになりました。
1980年頃A型肝炎が流行し、ケンさんは劇症化、昏睡状態に陥り特別室に移されました。

そこは過半が裏口から退院する所ですが、ケンさんは意識がなくなった数日後、夢を見ました。やけに向こうの方が明るく、且つ賑やかなのです。

明日、行ってみようと思いました。そしたら翌日目を覚まし、その数日後には一般病棟に戻って来れました。賑やかに見えたのは、地獄か天国の世界の入口であった様にも 思えますが、もし行っていたら、この世には戻れなかった事になります。

A型肝炎の入院は2か月にも及び、丈夫だった2番目の