「俳句・日記・文化」の日記一覧

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気まぐれ一句(紫木蓮)

>どの人も見上げて通る紫木蓮 推敲後 *紫木蓮みあげて通る他家の庭 >咲き満ちて重たく揺るゝ紫木蓮 五、六メートルもあろうと思われる木蓮が満開になってしまいました、大きな花が春の風にゆっくり揺れて道行く人の眼を奪います

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気まぐれ一句(蕗の薹・蕗味噌)

>ほろ苦き妻の説教ふきのたう >お帰りと蕗味噌の香と妻の声 玄関ドアを開け「ただいまー」蕗味噌のかぐわしい香りがしてきた、奥より「お帰り」の声

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気まぐれ一句(長閑)

* のどけしや猫の伸びして欠伸して 朝と日中の気温差が大きいですね、昨日13度ほどありました、猫たちもうれしいのか外でゴロゴロしてました、今日は曇天ちょっと寒いぐらい、猫たちはツグㇻに入ったまま 出てきません、猫も晴れた日が好きなんですね。

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気まぐれ一句(野分)

>濁流の町を残して去る野分 昨夜はスマホの災害アラートが鳴りっぱなしだった そのたび確認する、千曲川の水位が氾濫水位に達しているとのこと、わが地域に避難勧告が出されたが周りの家々には電気がともされている、危険度を感じていないのだ、 私もそうだ、午前1:33分今度は堤防の決壊のアラートが鳴る市内穗保に濁流が流れ込んれしまった知らせ、夜中に自分の家を何度も起きて周りを確認するが気配は全く感じないま…

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気まぐれ一句(赤い羽根)

>樟脳の匂ふスーツに赤い羽根 羽織ることの少ないスーツに樟脳の匂いがしみ込んでいる、洋服ダンスの奥に吊るされたまま日の目を見るのは一年に一度或る無し、その胸に挿す愛の羽、馬子にも衣装と言うが自分もそう思った。(☞゚ヮ゚)☞

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気まぐれ一句(金木犀)

>金木犀わが家自讃の香を放つ 庭に高さ3mほどの木犀が今満開となった妻に言われて 気づいたが俺の鼻は馬鹿になって気が付かなかった、確かに良い香りが離れたとこまで途切れ途切れに届いてくる 今年は花の付きが悪いような気がする、暑かったせいだろうか?この香りをご近所へ分けてやろう(^:^)

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気まぐれ一句(曼珠沙華・彼岸花)

>沿線に燃ゆる真紅の彼岸花 テレビ映像から単線のローカル線に彼岸花が燃えるように咲いています、アマチュアカメラマンが最高の場所を陣取り列車の来るのを待つ こんな光景が続きます。

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気まぐれ一句(無花果)

>口中にいちじく猛る入れ歯かな 妻が友人から無花果をいただいて来た、夕食の あと皮も剥かずにガブリと食す、初物の無花果は 甘くて美味しかった、続けざまに三つ程食べた 数年ぶりに食べた、何と無花果のつぶつぶが入れ歯の間に潜りこみ暴れまくるではないか、入れ歯を洗ったり口を漱いだりしたが、まだ残っている、これには往生してしまう。

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気まぐれ一句(秋の宵)

>奈良漬に頬の赤らむ秋の宵 夕食にスーパーで買った奈良漬を頂いた、此方では酒粕で 漬け込んだものを粕漬け又はなら漬けと呼んでいる 酒の飲めない私はこれを食べただけで顔がほんのり 紅くなってしまう、ご飯のおかずにはもってこいの漬物です。

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気まぐれ一句(秋簾)

>秋簾巻き上げて見る夕景色 西の空が赤く染まった妻に呼ばれて外を見る なるほど、久しぶりの夕焼け空だ、簾を巻き上げて見たがよく見えず 外に出て田圃越しに西空を仰ぎみる。

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気まぐれ一句(裸)

>裸子のまーるい手足が良く動く この頃赤ちゃんの事を映像で見て我が子の赤ん坊時代を思い出す、大きめで生まれたので丸々としていた、赤ん坊は泣き出すと大変だが機嫌が良い時の動きは誰でも癒される、あやせば手足をばたつかせ喜び、声を出して笑ったりする、その息子もいまは私に孫を授けてくれた、幸せな人生です。 赤ん坊の何処を見てもまんまるに見える、私だけでしょうか。

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気まぐれ一句(汗)(汗疹)

>エプロンの裾で汗ふく厨妻 推敲後  >エプロンで汗疹を拭う厨妻      「エプロンの裾」説明的である 一雨ごとに涼しさが増してきました、といってもまだまだ暑さが残ります、仕事帰り厨には入ると何とガスレンジの暖房がしっかりと効いてむせ返るようです、窓を開け放ち扇風機を回し妻の厨事は大変な仕事と感じざるを得ません、もちろん私も暑い中の仕事ですが 頑張ってくれる妻に感謝します、時折俳句のように…

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気まぐれ一句(星月夜)

>戻る妻迎えに駅の星月夜 台風一過の一夜限りの星月夜駅まで妻を迎えにいく >手を打てば毀れ落ちそな星月夜 数年前富士登山で見た夜空、星の多さに大感激

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気まぐれ一句(蜻蛉・赤とんぼ・鬼やんま)

>鬼やんま吾を掠めてまっしぐら 車輪を格納した戦闘機のごと突っ込んで来てパッと返し去って行く 恐ろしげな鬼やんま。 >園庭に子等の呼ぶ声赤とんぼ 幼稚園の工事中の出来事、仮囲いの中から園児の声 見上げれば赤とんぼ、そよ風に乗り群れています。 >蜻蛉や指を翳して棒になる 幼少のころを思い出して、蜻蛉の飛んでいる先に指を差し出し 止まってくれるのを待っていた記憶 親指と人差し指に止め足を挟…

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気まぐれ一句(片陰り・日陰・片陰)

>動くあり見ているだけの片陰り 推敲後  >片陰やうごめく蟻を見ていたり  夏休み中に校舎の改修工事を済ませなければいけない、  余りの暑さに校舎の風通し良い日陰に休んでいると、地面を蟻が忙しそうに歩き回っている、目に入る蟻すべてが忙しそうだ、 食べ物を探しているに違いないと思った、暫く見ていたが 誰一人獲物を銜えてくる蟻は見当たらない、蟻も楽な暮らしは 出来ないことに蟻事ながら同情してしまう…

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気まぐれ一句(毛虫)

>ひくひくと毛虫よこぎるアスファルト ヒトリガの幼虫がいた 別名クマケムシとも云う、体長4㎝ぐらいでかんかんと焼け付く 舗装路を急ぐように横断していた、毛虫がなぜこんな所を這っていくのか見届けようとじーっと見ていた、反対の草地へ向かっているようです、大概の毛虫は葉にじーっとしているか葉を食うかどちらかだが クマケムシは暑く焼けたアスファルトをフルスピードで這っていく理由を知りたい、知っているの…

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気まぐれ一句(団扇)

>手に翳す団扇が躍る笛太鼓 >笛を吹く乙女の腰に挿す団扇 びんずる祭り 毎年八月第一土曜日「市民総和楽・総参加」をかかげる長野市民の夏祭りで、200以上のグループが「連」と呼ばれる単位で参加して踊ります。踊りは夜行われますが、昼間からステージや屋台、みこしかつぎなどのイベントが行われ、長野市街地が昼から賑わいます。2014年から「びんずる男選び」というお祭り男を選ぶために門前通りをダッシュす…

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気まぐれ一句(夏草)

>夏草や牛の寄り来る塩くれ場 美ヶ原牧場の一角に、上部が皿のようにくぼんだ岩がある。昔から牛や馬たちに塩分を与えるために利用された場所。岩の上に置かれた塩を牛たちが、毎日なめ続けたことで岩の上部がすり減ってしまったものだ。 >夏草や幸呼ぶめおと道祖神 安曇野は道祖神の宝庫といわれており、彫刻の種類や表現の内容からみても実にバラエティに富んでいます。  道祖神は、村の守り神として、多くは村の…

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気まぐれ一句(浮人形・浮いて来い)

>パパと児のお風呂は温め浮いて来い >浮いて来い浮かぬ俳句の十二文字 >水底に一泡吹いて浮いて来い >洗い場に置いてきぼりや浮人形 今回は難しい季語にあえて挑戦してみた「浮いて来い」何度聞いても 季語とは思えない、ある先生の言葉だが目の前に浮いている物があれば沈めて見たいのが人間の本性らしい、手で押さえ付け沈め勢いよく 浮き上がってぽんと飛び上がるさまがこの季語の由来でしょうか・・・ …