メキシコシティを深夜に出発した成田行きの便はあまり込み合っていなくて、多少は眠ることが出来ました。 朝成田空港に到着して、日本人の入国審査は機械にパスポートをかざすだけでした。 私も日本人の列に並んだのですが、機械に弾かれてしまいました。 仕方なく外国人の列に並び直し、係員に行きの出国審査が走って事務所でコピーを取っただけだった事情を話しました。 成田から福岡までの便は少なく、昼頃まで待たない…

最後のディナーにメキシコ料理のレストランへ行きました。 「今夜、自分の国に帰るの。お勧めの料理を下さいな。」そう言うと、炙り焼き鶏とチーズのスパイシーソースのタコスを勧めてくれました。 左側のタコスの皮に好みの具と色鮮やかなソースを盛り付け手巻き寿司のように巻いて頂きます。 チーズだけを巻いてみたり変化が楽しめて、お勧めだけに最後まで美味しく頂きました。 お世話になったホテルを引き払わなければ…

ホテルから歩いて国立宮殿に向かいました。 昨日別の宮殿では、手荷物のミネラルウォーターを、入場前にぶちまけるよう指示され、見学経路でいつまでも立ち止まって見ていると追い払うような素振りをされたので、叱られる覚悟をしていました。 エントランスで見学したいと申し出るとにこやかに「楽しんでね。」と招き入れられ、人なつっこさに驚きます。 建物の内部には広い中庭があり、巨大なアルマジロやピューマのような…

ホテル前のトローリーバスが走る通りに、とても近代的なビルがあります。 レトロな街並みを見下ろして建つ、ラテンアメリカタワーです。 レンガ色の通りに建つ44階建のピルは、あまり高いビルがないシティで異彩を放っていて、面白い景色になっています。 通りを歩いていると、軽食を売る店が沢山あります。 スナック菓子が多いのですが、レトロな食べ物も売っていました。 2番目の写真は、ほんのり薔薇色のバッタの…

メキシコシティ滞在の最終日、市内をゆっくり歩いて観光することにしました。 ホテルがある市中心街には、いくつもの観光名所があるのですが、何より旧市街の街並みそのものがとても美しくて素敵です。 いつもの朝食の店に、「ブェノス　ディアス(おはようございます)」と入ったら、何も言わなくても店員さんがにっこりして、いつものチュロス4本とショコラーテを持ってきてくれました。 最後の朝食だと思うと、なごり惜し…

メキシコ国立自治大学の壁画を見て、遠い駅には戻らずに、近くのバス停からバスを乗り継いで帰ろうと思って、適当に都心へ向かうバスに乗りました。 すると大きなバスターミナルの名前が見えたので、とりあえず下車しました。 レストランがあったので、遅めのランチをとることにしました。 メニューに食べてみたかったポジョ・デ・モーレという、鶏肉のチョコレートソース煮があって、嬉しいです。 ランチセットになってい…

博物館から広い公園の動物園がある一角の坂道を登ったところに、チャプルテペク城があります。 スペイン総統の別荘として建てられた後、時代と共にアメリカとの戦争では最後の砦になったそうです。 下のチケットブースで入場料を払い、坂道を登るのですが、丘は公園より70メートル弱の高さがあり、20階建てのビルくらいなので、坂道の途中から見える市街の眺めはとても見事です。 坂道を登り切った門でチケットを見せ、…

ホテルに戻って夕方、夕食を食べに近くのメキシコ料理レストランへ行ってみました。 今回、メキシコで食べてみたい料理がいくつかあって、今夜は中南米原産の白いトウモロコシの、優しい味の煮物が良いなと思っていました。 店員のお姉さんに、料理の名前を書いたメモを見せて、これが食べたいんですが置いてありますかと聞いてみました。 「あなた、トウモロコシの煮物が食べたいのね。ここにはないわ。向こうの通りにある…

ウーパールパーの施設を出てバスに乗り、鉄道駅に近い食堂でお昼ご飯を食べました。 この街にはとても大きくて賑わった市場があるそうで、食後の散歩で行ってみます。 市場の建物の外にも自宅で作った野菜や果物を地面に敷いたシートに並べて売っている人もいます。 食後のデザートに南米原産の小粒のバナナを買いました。 市場の中は、野菜コーナー、食肉コーナー、雑貨コーナー、食堂コーナーなど、とても広くて珍しいも…

ウーパールパーの施設では、案内人の科学者が出掛けていて、スペイン語以外は一切受け付けない留守番のおばさまは、科学者は今日来るから、中へどうぞ、便所使って良いよと招き入れてくれました。 テーブルに福岡から持ってきた「博多めんべい」を開封して勧めて、一緒に食べて待ちます。 身振り手振りで「もっとどうぞ」と勧め、おかわりして食べました。 おばさまが手招きして施設の敷地内を案内してくれます。 「ラボ…

シウダデラ市場で職場の同僚達へのお土産に、大き目のメキシコタイルを購入することにしました。 400年前にスペインからもたらされた技術そのままに手作り感の深みがあって、とても人気があって、通販では2千円近くで売られています。 「エッ！何十枚セットで?」ネットで確認して、1枚でその値段に結構な送料も掛かるからびっくりします。 壊れやすさも400年前と一緒で、使い勝手に難がありますので、買って持ち帰っ…

上の写真は月のピラミッドに登って太陽のピラミッドや死者の道の全景を眺めたところです。ここからの眺めが一番好きでした。 小粒のピラミッドに登り、太陽と月とのピラミッドに登って宮殿に入って一巡し、土産売りの姉さんにバスを拾ってもらって何とか帰路につきます。 帰りのバスでも、全員の顔ビデオ撮影や地元っぱい人をバスから降ろして身体検査の儀式を済ませてシティの北バスターミナルに戻りました。 お昼過ぎで…

世界第3位、登ることが出来るピラミッド第一位のメキシコの太陽のピラミッドは、登る前から標高2,300メートルあり、空気が薄くて登頂するのに息が切れそうです。 階段は厳しく、登頂出来た人たちは達成感に気持ちが高揚して笑顔で記念撮影をせざるを得ません。 一人でメキシコにやってきた私は、同郷の博多めんべえと写真に収まりました。 めんべい工場に出向いて買ってきた、一番美味しいと思うめんたいバター味です。…

素敵な食器で朝食を頂いて、今朝は地下鉄ではなく同じ通りを走るトローリーバスで北バスターミナルに向かいます。 今日はこの旅の一番の目的地、ティオティワカン遺跡に行って、人が登れるピラミッドとしては世界一の太陽のピラミッドに登頂などしたいと思います。 メキシコ一帯でアステカ文明がはじまるずっと前にあった文明の遺跡で、太陽と月との2つの大きなピラミッドや宮殿、中央に数キロにわたるメインストリート死者の…

夜になって、夕食を食べに街に出ました。 昨夜とは違い、早朝から予定外に歩き回っていてしっかりした夕食が食べたいです。 ホテルの近くには人気のレストランが幾つかあり、1人で入れてくれるか聞いてみました。 無事に席に案内してもらい、非常に写真が少ないメニューを受け取りました。 「あの、ワカモーレありますか?」アボカドを刻んでライムなどが入っている料理です。 店員さんが優しく「あなたワカモーレ食べた…

船遊びが終わり上陸すると、お腹がペコペコでした。土曰しかやってないので、もし日曜日最終の遊覧船に乗り遅れたら、滞在中に乗る機会がなくなってしまうから昼食は後回しでした。 午後2時を回り、通りに面した飲食店にほとんど人はいませんでしたが、駅の手前で見つけた中華料理やさんは食事中のお客さんが何人かいました。 入ってみると、中国系のご主人1人でされていて、奥に並んだ料理はとても美味しそうでした。 「…

3時間歩いてたどり着いた船着き場には乗合観光船がないことがわかり、大通りに戻ってバス停を探しました。 車は右側通行なので歩道橋に上るとバス停が見えました。スマホが使えないのでつたないスペイン語でそのあたりにいる人に聞きます。「ソチミルコ駅に行くバスはありますか?」 左側にいたすごく美人で賢そうな女性が英語で「直接行くバスはないわ。」 「乗り換えでも良いんだけど。」そう言うとスマホをとり出し、長い…

朝食後、レストランの真ん前から階段を降り、地下鉄駅に着きました。 メキシコシティは網の目のように地下鉄路線が張り巡らせています。 運賃は均一料金で、構内に入場するときに払います。 隣の駅でも、何度も乗り換え1間時掛かる所でも3ペソ、約20円です。空港で親切な人に譲って貰ったプリペイドカードが地下鉄も電車も使えます。 ひどい混雑らしいのですが、日曜日の早朝だったので、車内は空いていました。 先頭付…

メキシコシティは赤道近い熱帯にありながら標高2.200メートルを超える高地にあり、1年中春のような気候で暖房も冷房もありません。 昼間と朝晩の気温差が激しくて、いきなり鼻風邪をひいてしまいました。 時差の関係で朝4時には目が覚めてしまい、あまり早いと迷惑だろうと部屋で6時過ぎまで過ごしてからホテルのフロントに行きました。 「すみません、近くで朝食がとれるお勧めのレストランを教えて下さい。」 フロ…

地元の親切な人のおかげでメキシコシティ国際空港から市内へ向かうバスに乗ることにしました。 途中で乗り換えがあり、バスから降りるとき先に降りた男性が笑顔で「セニョリータ」と私に声を掛けスッと手をとって支えてくれました。 内心びっくりしましたが、外務省のサイトに防犯のためには目立たず地元に溶け込むことと書いてありました。「グラシャス」とお礼を言って降りました。 この後旅行中こういったレディーファース…